新築と中古、結局どっちがいい?仲介のプロが本音で比較します

物件選びのコツ

みなさんこんにちは!本音みなとです!

今日も不動産の本音をお伝えしていきます。今回のテーマは「新築 vs 中古」。

もちろん今日も、皆さんへの営業活動は一切しません笑

それでは行きましょう!

物件探しを始めると、必ずぶつかる壁。【新築にするか、中古にするか】——ここで足が止まってしまう方、本当に多いんです🤔

今回も貸鯉さんと雑井さんの例を見てみましょう!

貸鯉さんは、まず「駅から徒歩10分以内・小学校が近い」という譲れない条件を先に決めました。その条件で新築を探すと予算オーバー。そこで中古に切り替え、築15年の物件をリフォーム前提で購入。今は「立地だけは妥協しなくてよかった」と、毎朝ゆとりを持って通勤しています✨️

一方の雑井さんは【新築のほうが安心でしょ】とイメージだけで新築一択に。予算内で買える新築を探した結果、駅からバス20分の物件に。住み始めてから通勤の負担が想像以上で、【あと少し出して中古の駅近にしておけば…】と後悔しています💦

新築と中古、どちらが正解ということはありません。大事なのは【何を優先するかを先に決めること】。今日は12年間、新築も中古も両方売ってきた私が、本音で比較します!

物件探しのイメージ

①結論:新築と中古は「買うもの」ではなく「買い方」が違う

結論から言うと、こう考えると分かりやすいです。

【新築=安心とキレイさにお金を払う】
【中古=手間とリスクを引き受けて、立地と広さを買う】

同じ予算3,000万円でも、新築なら郊外の建売、中古なら駅近のマンション、というように【手に入るものがまったく変わります】。

つまり「どっちがお得か」ではなく、「自分はどっちにお金を払いたいか」なんですよね。

不動産屋さんも人です。お客様が優先順位を持っていると、物件選びの本気度が伝わり提案がしやすくて、こちらも真剣に考えて提案しますよ!

【現場の本音】同じ予算で新築と中古の両方を見たお客様は、やはり「良いほうを選びたくなる」ため、【新築を選ぶ人が多い】です。見た目のキレイさと「新品」の安心感は、それだけ強いんですよね。だからこそ、先に【立地・広さ・予算の軸】を決めておくことが大事です。

新築住宅のイメージ

②新築のメリット・デメリット

まずは新築物件から。

  • ◯ 誰も使っていない安心感とキレイさ
  • ◯ 最新の設備・断熱性能で光熱費が抑えられる
  • ◯ 10年間の、売主の責任(構造・雨漏り)が法律で義務付けられている
  • ◯ 当分は大きな修繕の心配がいらない
  • ◆ 同じ価格帯だと立地が郊外になりがち
  • ◆ 販売価格に広告費・利益が乗っている
  • ◆ 完成前だと実物を見られないことがある
  • ◆ 価格交渉は多少できるが、幅は中古より小さい

【新築は買った瞬間に1〜2割価値が下がる】とよく言われますが、これは半分ホントで半分ウソ。近年は立地の良い新築なら価格を維持している例も増えていて、一概には言えなくなっています。

【現場の本音】新築で買って数年後に売却のご相談を受けたとき、【売却金額で住宅ローンの残りを返せず、「どうしよう…」となる人】は実際にいます。新築で買った家も、売るときは「築数年の中古」として評価されるからです。だからこそ、買う前に【将来売ることも考えておく】のが大切です。

中古マンションのイメージ

③中古のメリット・デメリット

続いて中古物件です。

  • ◯ 同じ予算で立地・広さのグレードが上がる
  • ◯ 実物・日当たり・眺望をその目で確認できる
  • ◯ 周辺住民の雰囲気や管理状態が見える
  • ◯ 価格交渉の余地がある
  • ◆ 設備の老朽化で修繕費がかかる
  • ◆ 給排水管など見えない部分の不安
  • ◆ 築年数によっては住宅ローンの借入期間が短くなる
  • ◆ リフォーム費用が別途必要になることが多い

中古で一番大事なのは【物件価格+リフォーム費用の合計で判断すること】。2,500万円の中古+500万円のリフォームなら、3,000万円の新築と同じ土俵なんです。ここを別々に考えて予算オーバーしてしまう方、すごく多いです💦

【現場の本音】価格交渉は、新築にも【多少の余地】があります。ただ、値下げ幅は【中古のほうが大きい印象】です。中古は売主さんの事情(住み替え・相続など)で動く余地が大きく、新築は販売会社が価格を決めているため、動く幅が小さい傾向があります。

木の梁と無垢材のカウンターがある、リフォーム済みの住宅のキッチンとダイニング
築年数はかなり古いが、リフォーム済みの住宅のキッチンとダイニング(浜松市内)

④【2026年の大ニュース】中古の住宅ローン控除が拡充されました

ここが今年、一番お伝えしたいポイントです。

これまで住宅ローン控除は【新築が有利、中古は不利】が常識でした。控除期間が新築13年に対して中古は10年、借入限度額も低く抑えられていたからです。

ところが2026年度の税制改正で、中古住宅の優遇が大きく拡充されました。省エネ基準適合・ZEH水準・認定住宅などの条件を満たす中古なら、【新築と同じ13年間の控除】が受けられるようになったんです。借入限度額も引き上げられています。

つまり【2026年は、税制面での新築と中古の差がほぼ無くなった年】。中古を検討する追い風が吹いています。

逆に新築側には注意点も。2028年(令和10年)以降に入居する新築は、省エネ基準適合レベルだと原則として控除の対象外になります(令和9年末までに建築確認を受けた住宅などは例外です)。新築を検討中の方は【その物件の省エネ性能】を必ず担当者に確認してくださいね。

(控除でいくら戻るかの具体的な金額は、以前の「住宅ローン控除でいくら戻る?」の記事で共働き・子ども2人の家庭で試算しているので、あわせて読んでみてください)

参考:国税庁 No.1211-1 新築/No.1211-3 中古住宅(令和8年4月1日現在法令等)

担当者と相談するイメージ

⑤タイプ別診断:あなたはどっち向き?

【新築が向いている人】

  • ◯ 設備の故障や修繕に頭を使いたくない
  • ◯ 立地より新しさ・キレイさを優先したい
  • ◯ 入居してすぐ、そのまま快適に暮らし始めたい

【中古が向いている人】

  • ◯ 立地(駅・学校・実家の近さ)が絶対条件
  • ◯ リフォームで内装を自分好みにしたい
  • ◯ 価格交渉をしてでも予算を抑えたい

【現場の本音】【しっかり悩んで結論を出した人で、後悔している人はいません】。一方、「安いから中古にしよう」と、価格だけで決めた人の中には、【新築への思いが少し残る】人がいます。迷ったら、価格だけで決めず、【なぜそれを選ぶのか】を一言で言えるようにしておくのがおすすめです。

【業界でよく見る話】お客様に「どっちがいいですか?」と聞かれたとき、実は不動産屋の答えは【自社が多く扱っているほう】に寄りがちです。新築の建売を多く抱える会社なら新築を、中古仲介がメインの会社なら中古を勧めます。悪気があるわけではなく、単に扱いが多いほうが詳しいからなんですけどね(笑)

だからこそ【新築も中古も両方見せてくれる担当者】は信頼できます。片方しか出してこないときは、その理由を聞いてみてください。

築5年ほどの高層階のマンションのリビングとキッチン
築5年ほどの中古マンションのリビングとキッチン(浜松市内)

まとめ:新築と中古で迷ったときのチェックリスト

  • □ 譲れない条件(立地・広さ・学区)を先に書き出した
  • □ 中古は「物件価格+リフォーム費用」の合計で比較した
  • □ 新築は省エネ性能を確認した(2028年以降の控除に関わる)
  • □ 中古も住宅ローン控除の条件を満たすか確認した
  • □ 担当者に新築・中古の両方を出してもらった
  • □ 「なんとなく安心だから新築」で決めていない
  • □ 「安いから」だけで決めていない(選んだ理由を一言で言える)

新築か中古かは、優先順位さえ決めれば自然と答えが出ます。【どちらを選んでも後悔しない人は、必ず自分の軸を持っています】。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

「新築と中古で迷っている」「この物件どう思いますか?」そんなみなさんの疑問や体験談。コメント欄でお待ちしてます!

新居を手に入れて素敵な暮らしをGetした先輩方!後輩のみなさんへのアドバイスを是非コメント欄にお願いします✨️

一緒に、後悔しない不動産取引を目指しましょう!

不動産売買仲介歴12年。「キレイごとなし、業界の本音」をコンセプトに情報発信中。

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次回予告

中古を検討するとき、多くの方が不安に思うのが【買ったあとに不具合が見つかったらどうなるの?】という点ですよね。

次回は【契約不適合責任って何?中古住宅で不具合が見つかったときの話】。売主と買主、どちらがどこまで負担するのかを、忖度なしでお伝えします。それでは次回もお楽しみに!

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